リストラや企業倒産による失業、給料の伸び悩みや年収の減少、住宅ローンの重圧などにより、年収400万円以下のサラリーマンで無担保ローンの借入金額が
100万円~200万円ぐらいあることは珍しくないとさえいわれています。
ボーナス支給も期待できない会社が増えていますから、借入金額は毎月の可処分金額がら捻出したお金をコツコツと返済に充てるしかできませんから、容易に完済することは難しいことです。
一度無担保ローンを利用すると、専用のローンカードが発行され、次回からの借入が簡単になってしまうことから、知らず知らずのうちに借金が増えていき、複数の金融会社から借り入れして返済に充てるという悪循環な環境に陥っていくパターンも少なくありません。
一昔前は、こうした多重債務に苦しむ人に「ローンの一本化で返済を楽にしましょう」とすすめながら、実は高額な手数料を取ったり、さらに金利の高いローンを借りさせたりして、もっと深刻な債務を抱えてしまう人もいました。
ところがここ数年で銀行と消費者金融が提携して、金利が15%~18%のフリーローンを開発し、融資限度額も最高300万円などに設定し、シェアを拡大してきました。
銀行は現在の厳しいローン事情をある意味チャンスと見ています。
一流企業のサラリーマンでさえこの不況下で、消費者金融などの高利なローンを利用したために返済に困窮し、他社からの借入を繰り返し、借金から抜け出せなくなっている時代です。
銀行側はその豊富な資金源から、個人向けの低金利ローンを提供し、消費者金融側は膨大な顧客(利用者)データの一部を提供することにより、貸し倒れリスクを軽減しようとしたのです。
そうした低金利ローンを提供することで、新規顧客の開拓をしようとした金融商品がいわゆる借換ローンや、まとめローンなのです。
銀行や銀行系の借換ローンは消費者金融に比べて金利が安く、多重債務に苦しむ人には売り込みやすいので、新規顧客の開拓には最良の金融商品です。
利用者も、まとめローンや借換ローンの恩恵を受けられることが明白ですから、売って良し、買って良しといったところでしょう。
実際、金利の設定は消費者金融よりも5%~10%低いですから、ローン一本化により毎月の返済は、かなり楽になります。
銀行はこうした低金利の借換ローンを提供することで、彼らを「高利地獄」から救いだし、信用を得られた後、住宅ローンや年金など、別の金融商品を売り込み、資産運用の手助けをしようとしているのです。
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